こっちの生活にも慣れてきた。
しかし自宅については、一応生活ができる程度には片づいたものの、まだまだ段ボールが部屋を占拠している。
当初は「1月ぐらいは遊びより生活環境整えることを優先しなきゃなあ」って思ってたのに、最低限でも生活ができてしまうと片づけの意欲がわかなくなってくるもので(私だけ?)、同時にネットが繋がったことから沸々とマジック熱が再燃してきた。

遊びについては貪欲なもので、気付けば周辺の大会情報を検索している自分がいる。
「東海M:TGイベント情報@wiki」から大会情報を見ると、直近の日曜に車で15分の近場で大会をやってることを発見!
「よっしゃ、大会に出るぜ!カードも大体揃ったことだしな!」
渡りに船と参加を決める。

当初は仙台のハルカナくん謹製の白ウィニーに、苦労して集めた《悪斬の天使/Baneslayer Angel》を入れたものにしようかと調整(という名の脳内構築と解体)を繰り返したのだが、どう組んでも《悪斬の天使》が浮く構成になってしまう。
元々が《清浄の名誉/Honor of the Pure》がおいしく使えたり、
《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》や《コーの空漁師/Kor Skyfisher》がシナジーだったりするのが楽しいデッキなので、5マナ圏のベストマッチは《征服者の誓約/Conqueror’s Pledge》で、そこを《悪斬の天使》に入れ替えるのはどうにも違和感が残る。蛇足っぽい。いかにもアクザン強いんで入れました、ってだけのデッキっぽくなる。

2日程悩んだところで
「もう《悪斬の天使》が一番気持ちよく使えるデッキでいいんじゃね?」
の結論に達する。
気持ちよく使える、というか《悪斬の天使》を除去られないままアックザーンと殴ってフィニッシュするのが一番いい。
で、守る手段としては以下の3つになると思った。

1.《翻弄する魔道士/Meddling Mage》で除去を指定しておく
2.事前に手札破壊で除去を落とす
3.《不屈の随員/Dauntless Escort》で守る
プレイしたターンの返しにカウンターで守ることを期待するのは、マナ的に非現実的なのでとりあえずなしで。

自分は《翻弄する魔道士》や《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》が大好きなんで、まずは1.と2.から組んでみたのが以下。

4《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
4《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
4《白騎士/White Knight》
3《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
4《エメリアの天使/Emeria Angel》
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》

4《強迫/Duress》
4《流刑への道/Path to Exile》
4《清浄の名誉/Honor of the Pure》
2《未達への旅/Journey to Nowhere》

2《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》
2《氷河の城砦/Glacial Fortress》

2《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》
2《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4《湿地の干潟/Marsh Flats》
8《平地/Plains》
2《沼/Swamp》
1《島/Island》

最大の仮想的っぽいジャンドに勝てなきゃ話にならないので、それに合わせて一人回し。
一応なんとか戦えてるっぽいんだけど、懸念していた通り、序盤の動きがぎこちない。
当然だけど、T1に《強迫/Duress》撃てるわけでもなく(撃つつもりで構築したわけでもないけど)、肝心の《翻弄する魔道士》《潮の虚ろの漕ぎ手》は相打ち取りたくないというジレンマもあって、クリーチャーへの対処がやりづらい。
《翻弄する魔道士》《潮の虚ろの漕ぎ手》《強迫》の全部を使おうとするからマナバランス的にいけないんじゃね?
って気もするんだけど、白青だったり白黒だったりだと、そもそもそこまでタッチして使うほどか?という本末転倒的な結論が頭をよぎりはじめたので、自分はここで考えるのをやめた。
趣味的にはありなんだけど、とりあえずこれを今回の大会に使うのはやめよう。

(続く)
そんなわけで《翻弄する魔道士》や《潮の虚ろの漕ぎ手》は一度頭の中から退場頂いて、

>3.《不屈の随員/Dauntless Escort》で守る

の方向を模索することにする。

緑をタッチする、ってのもないし、せっかく緑を使うならマナブーストしてさっさとアックザーンしたい。
自分はマナブーストが好きだ。
初めて本格的に組んだデッキは、《極楽鳥》と《ラノワールのエルフ》でマナブーストして《大地の怒り/Force of Nature》を高速召喚するデッキだったし、5CGもNWOもファイアーズもトリニティもウルザトロンも好きだ。
諸君、私はマナブーストが大好きだ。

それはそうと、ちょうど現行スタンダードでは《極楽鳥》のみならず《貴族の教主/Noble Hierarch》のような素敵マナブースターもいたりして、勿論4枚ずつ入れまくりたい。
あと《流刑への道/Path to Exile》は理由がなければ色の構成上4枚入る。

4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《不屈の随員/Dauntless Escort》
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
4《流刑への道/Path to Exile》

5スロットは秒で完了したが、ここで分岐点。
緑白でいいのか、緑白青とバントカラーにするのか。
青が入れば脳内の片隅に追いやった《翻弄する魔道士》の再雇用もアリか!?と一瞬思うものの、T2に白青なんてプレイしづらいだろ、ってことで却下。
とは言え、《翻弄する魔道士》はなくても《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》は十分アリなんだけど。まあとりあえず緑白で構築してみる。

4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4《大貂皮鹿/Great Sable Stag》
4《不屈の随員/Dauntless Escort》
2《茸の番人/Mycoid Shepherd》
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》

4《流刑への道/Path to Exile》
2《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》

3《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
12《森/Forest》
7《平地/Plains》

本当は《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood》を入れたいところなんだけど、タップインがマナブーストと噛み合ってないのでとりあえず不採用で。
《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》で《巨森、オラン=リーフ》を沢山引っ張ってきたり、《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》も絡ませたりしたやつも組んでみたい。

で、デッキ的には単純なだけに大いに回ってくれそうではあるんだけど、これだと本当に「出して殴るだけ」なんで、流石に物足りないかなー、って気が。
こっちはとりあえず保留にして、バントカラーを検討する。

青を足すメリットから考えると、前述の《ロウクスの戦修道士》とか《否認/Negate》とか。前者はダメージレースをウ○コにしてくれるんでかなり好みだし、後者は《荒廃稲妻/Blightning》をカウンターしたり、《悪斬の天使》への除去をカウンターできるが嬉しい。どっちもクリーチャーをプレイするマナよりも優先して土地を立てておくことはしないけど。
他に、《悪斬の天使》の天敵と言える《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》への回答でもある《精神の制御/Mind Control》。
なんだよプロ白って。《Ihsan’s Shade》は1マナ重くて飛んでなくて、レジェンドだったぞ。それどころか《センギアの吸血鬼/Sengir Vampire》なんて(ry

待てよ…。もしかして、相手の《悪斬の天使》をパクるのは自分で《悪斬の天使》プレイするよりも2倍は気持ち良くないか!?
これはもう青採用するしかない!勿論《精神の制御》メイン投入で!

で、できたのが以下。

Maindeck:
4《極楽鳥/Birds of Paradise》
4《貴族の教主/Noble Hierarch》
4《不屈の随員/Dauntless Escort》
4《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》
2《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》
4《悪斬の天使/Baneslayer Angel》

4《流刑への道/Path to Exile》
3《否認/Negate》
1《ビヒモスの大槌/Behemoth Sledge》
2《精神の制御/Mind Control》

3《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
3《氷河の城砦/Glacial Fortress》
6《森/Forest》
3《平地/Plains》
3《島/Island》

Sideboard:
4《天界の粛清/Celestial Purge》
3《大貂皮鹿/Great Sable Stag》
4《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》
2《精神の制御/Mind Control》
2《審判の日/Day of Judgment》

これで大会に出場することに。

(続く)
ねこ愛でEX3に参加。

【大会前】
自宅から車で15分の道程。
ナビに騙されて一方通行の道を逆走させられたりするアクシデントはあったが、警察に捕まることなく無事会場に到着。
そういえば、5年ほど前にGP名古屋に来たときに駅前で逆走して警察に捕まったことがあったっけ。許して貰ったけど。

自分にとって大会というと、自分で主催して友人が参加してくるか、友人の大会に参加するかばかりの昨今だったので、プレイする、よりは友人と遊ぶ、の感覚が強い。

そんな中で、プレイが目的とは言え、知己がいない大会というのは結構緊張させられる。ラウンドの合間にぼっちになって手持ち無沙汰なのも寂しいし。
この歳になってこんなこと言うのも恥ずかしいけど、元来自分は人見知りが激しくて友人を作るのも一苦労だったりする。人の顔色をうかがってばかりいる人生です。罵って下さい。

【本戦】
それはさておき、参加者は21名。
アナウンスも丁寧でわかりやすく、参加者の方々も和やかでとてもいい雰囲気の大会でした。
定期的に開催されていないのが勿体ない程です。

■R1 VS Grエルフ WW
 ・G1 T1《貴族の教主》、T2《ロウクスの戦修道士》、T3《数多のラフィーク》でぶんぶんで勝ち。
 ・G2 今度は《数多のラフィーク》じゃなくて《遍歴の騎士、エルズペス》でぶんぶんで勝ち。

なんだかぶんぶんだけで勝ち。
終了後にフリープレイをして頂いたのですが、こちらでは土地を引かずに回らなくて「なんなんですかそれw」と言われる有様w

■R2 VS エスパーコントロール WW
 ・G1 《審判の日》都合3発撃たれたり、《野生語りのガラク》のトークンは《乱動への突入/Into the Roil》されたりと、いい感じで裁かれるものの、《野生語りのガラク》自身を除去られずに済んだためなんとか勝ち。
 ・G2 対戦相手のT2の土地がタップインだったため、ラッキーとばかり《光輝王の昇天》をプレイ。
 その後、相手のマナトラブルで裁かれきられずに勝ち。あと1枚土地を引いていたら…ってことだったけどラッキーだった。

自分的メタはジャンドとか、マスデスが入っていないクリーチャーデッキだったので、
コントロール色強いデッキに当たったら嫌だなー、と思ってた。
相性的に厳しそうなマッチアップだったんだけど、勝てて幸運だった。

■R3 VS Rgヴァラクート WLW
 ・G1 T1《極楽鳥》は《稲妻》で焼かれるものの、T2の《極楽鳥》《貴族の教主》の2体は焼かれず。
  T3に《悪斬の天使》、T4にも《悪斬の天使》で勝ち。なんだこのアクザンゲー。
  ちなみに、ライフは36になっていたんだけど、それでも瞬殺される可能性があったらしく。
 ・G2 《包囲攻撃の司令官》、《チャンドラ・ナラー》でこちらのクリーチャーが裁かれ始める。
 こっちがクロックを用意できないまま、《山》が揃い、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》から《砕土/Harrow》でなすすべもないまま負け。
 ・G3 T1《貴族の教主》、T2《ロウクスの戦修道士》、T3《遍歴の騎士、エルズペス》、T4《不屈の随員》と完璧な回りで勝ち。

結局R1と同じ、勝ったのはぶんぶん。
G2は相手がどんなデッキかわからず、サイドボーディングをミスってた。

■R4 VS ナヤビッグマナ WW
この時点で全勝が2人しかいないらしく、ここで勝つとオポ的に優勝の目が濃くなる。
 ・G1 相手は《霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker》に《ビヒモスの大槌》つけて殴り始める。
 こちらは1ターン遅れて《悪斬の天使》で殴り始めるがライフの差が開いていくのがつらい。
 幸運なことに2枚の《精神の制御》で後続の《悪斬の天使》や《炎破のドラゴン/Flameblast Dragon》を奪ったりで大雑把なシーソーゲームを制して勝ち。
 ・G2 相手が4マナで止まったところで、《悪斬の天使》が除去られずに勝ち。

■R5 VS バントアグロ WLL
最後の最後でなんとミラーマッチ。
 ・G1 ぶんまわって勝ち。
 ・G2 こちらがマナブーストできないままに、相手は《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》で賛美しながらビートされて負け。
  ミラーはサイズが1つでも違うと厳しい。
 ・G3 こちらの初手に《審判の日/Day of Judgment》《精神の制御》があったので、ゆるゆるとコントロールしつつアドバンテージを取ろうと敢えてクリーチャーを展開しないでいたら、なんと相手T3で《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》プレイ。
  結局そこで取られたアドに引きずられるまま、《審判の日》は《不屈の随員》、《精神の制御》は《クァーサルの群れ魔道士》で対処される展開になり負け。

【反省】
全般的にぶん回ったからの勝利、がほとんど。
最後に当たったバントの方は、こちらと対象的に《極楽鳥》なし、《巨森、オラン=リーフ》含めた土地タップイン複数枚、の構成。
自分は前述したとおりマナブースト厨なんだけど、ぶん回り率とカードパワーどちらを取るか、ってところが悩み所。

《精神の制御》メイン積みは正解だった思う。
ジャンドが多い中、コントロールは結構厳しい選択なので、必然クリーチャーデッキが多くなる。
赤単とか速いデッキには5マナは重すぎるだろうけど。

あと、R3のG2で一回《遍歴の騎士、エルズペス》の起動一回忘れた。恥ずかしい。

【最後に】
大会中、こちらのショップや大会についての情報を教えて下さった方々、ありがとうございました。
こちらでの初めての大会参加で不安が大きかったのですが、皆さん気さくに話して下さってとても助かりました。

こちらは大会が頻繁に開催されているようなので、ちょくちょく顔を出そうと思います。
DDD

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